新潟県長岡市の整体 長岡ヘルスケアプラクティス代表の近藤です。
今回は足根洞症候群Sinus tarsi syndromeに関してご説明したいと思います。
1.足根洞症候群とは?
いわゆる足首のねんざ、またはジョギングや歩行での継続的な圧迫により、足関節(足首)外側部にある足根洞の炎症を指します。この場所には靭帯、血管、神経、等の組織が存在する場所の為、足、足首の痛みや、足の不安定化をもたらします。
2.足根洞症候群の症状
足根洞症候群では主に次のような症状が挙げられます。
- 足、足首の痛み
- 不安定感
- 足首を可動させる際の痛み
3.足根洞症候群の発症箇所
上の図をご覧ください。左足を外側から見た図になります。踵骨Calcaneusと距骨Talusの間には凹凸の空間があります(黒く表しています)。この場所を足根洞といいます。この周辺には靭帯、神経、血管が多く存在するため、この部分を損傷すると、その後の足の不安定感や足を内側にひねる(内反位に動かす)動作に違和感、痛みを感じるため、無意識に足の小指側をあげようと(外反位)します。こういったことが、扁平足の原因ともなり得ます。更なる足、足首の痛みを引き起こしかねません。
4.足根洞症候群の原因
原因には次のようなものが考えられます。
1)足首のねんざ
ねんざにより、足根洞周辺の靭帯、神経等を損傷します。また、これにより、足首の不安定感が慢性化する恐れもあります。
2)内反位に足関節を動かすスポーツ(バレエダンス、サッカー等)
1)でも述べたねんざの起こしやすいスポーツは足を過度に内反させる傾向があります。その際に、損傷を受ける場合もあります。
5.足根洞症候群の改善策
足根洞症候群に対する改善策として次のような改善策が考えられます。
まずは休んで患部の痛みを沈静化させることが肝心です。つまり“痛みを伴う動作をしない!”。これが鉄則です。
これもまた休む事と同様に、足、足首の痛みを沈静化させる為に有効な手段です。おすすめは氷を袋に入れる、もしくは保冷剤等をタオルなどで包み、患部を冷やしてください。患部の痛み、炎症を沈静化させます。
痛みを沈静化させた後に用います。この症状に対して、固有受容器proprioceptionの改善(簡単にいえばバランス感覚)をはかり、加えて患部周辺の筋力、柔軟性強化を図ります。ちなみに、このような症状の際に有効な運動療法の一つをご紹介します。
片足立ち
30秒を目安に片足を上げて静止してみてください。足関節周囲の靭帯や固有受容器改善に有効です。
他の症例記事でも述べているように、正しい足のバイオメカニクスに基づいた靴やインソールの着用もまた有効です。基本的に過度な回内状態をつくらないようにするための処方が必要です。
6.足根洞症候群の症状に関し当整体院で出来る事
当院では前段5で述べた全ての改善策に十分対応できますし、効果的なセルフでのメンテナンス法もご指導可能です。
足・腰・膝の痛み改善専門の整体院です!
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