新潟県長岡市の整体 長岡ヘルスケアプラクティス代表の近藤です。
今回は後十字靭帯Posterior cruciate ligament injuryについて説明したいと思います。
後十字靭帯Posterior cruciate ligamentは前十字靭帯と並び膝の動きを安定化させる上で重要な役割を担います。この部分の損傷は、前方からの脛骨への激しい衝撃によってもたらされるため、コンタクトの激しいスポーツ(アメフト、ラグビー、バスケットボール、サッカー等や膝を強く打ち付ける交通事故で発症します。ただし、他の膝靭帯と違い、単体損傷であれば、手術以外の対応で十分回復が見込める症状でもあります。
- 症状
考えられる症状は下記の通りです。
- 原因
脛骨を前面から後面に動かすほどの強い衝撃で損傷が起きます。車の運転中の事故でダッシュボードに膝を打ち付け、この部位を損傷する場合もあります。ちなみにアメリカではこれをダッシュボードシンドロームとも呼びます。また、強いコンタクトを含むスポーツ(ラグビー、アメフト等)での損傷も多くみられます。
- 場所
上の図は右足を前から見た図です。後十字靭帯PCLは前十字靭帯ACLの後方に位置します。
ちなみに膝を曲げると(屈曲)、膝がへこむのが視認できるのが後十字靭帯損傷です。
- 改善策
単独での損傷の場合、保存しながらの改善が可能です。その際に次のような改善策が考えられます。
可動域の改善はストレッチが主な手法ですが、しっかり可動域の制限を確認しながら対応することが重要です。
回復してきた靭帯の可動域改善のためのストレッチもそうですが、その周辺の筋肉をより負担、制限の無い状態に移行することも重要な改善策の一つです。
ⅱ,エアロビックの要素を含んだ運動(バイク、歩行等)
ⅲ,筋力強化運動
前十字靭帯損傷と同様、そのまま症状を放置しておくと、膝関節の更なる摩耗を引き起こし、変形膝関節症を併発します。そういった症状の予防策として筋力を高め、これ以上の悪化を防ぐことが必要です。特に大腿四頭筋を強化することが重要となります。
ⅳ,バランス感覚の向上トレーニング
足元からの安定度を高め、靭帯への負担を軽減させます。その為にもバランスディスク等での不安定な足元での運動療法Therapeutic exercises on unstable surfaceも効果的です。
これらは個人の損傷具合によりメニューも変化することを認識ください。
5.当院で可能なこと
当院では前段4で述べた改善策は全て可能ですし精度の高い対応が可能です。つまり患者様のレベルや、それまでの運動歴、病歴、性格等に合わせた処方が可能なのです。ですからこの症状でお悩みの方や、不安が万が一でもある方は、迷わず当院にご連絡ください!
足・腰・膝の痛み改善専門の整体院です!
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