みなさま、こんにちは^^
新潟県長岡市の整体 長岡ヘルスケアプラクティス代表の近藤です。
今回は腰痛と膝痛がつらい(併発)場合について説明したいと思います。
腰が痛いだけでなく、膝が痛かったりした経験はありませんか?または最初に腰が痛くて、そのうち徐々に膝にも痛みが現れる。もしくはその逆で最初は膝が痛かっただけなのに、いつの間にか腰にも痛みが、、、という経験はありませんか?身体は全てつながってますので腰痛と膝痛の併発も当然考えられます。
1.腰痛と膝痛がつらい場合の症状
- 最初は腰が痛いだけだったが、そのうち膝まで痛むようになってきた。
- 膝の内側が痛みがあって、我慢していたら、今度は腰まで痛みがある。
- いつの間にか姿勢も丸まり、腰だけでなく、膝も痛い。
- 足にかけてしびれがあり、歩くと膝も痛い。
- 歩くと腰も膝も痛い。
- 足が内股気味
2.腰痛と膝痛がつらい原因
腰痛と膝痛がつらい、その原因は下記のようになります。
- 足元からのアライメント不良
この理由には整合性があります。なぜなら人間は足で歩いて生活する生き物であり、足元からのバランス力が不足していると、それを補う為にふくらはぎ、太ももやお尻に必要以上の負担をかけます。
また、足の状態が回内の度合いが強く(過回内)、常に身体の内側への捻れを起こしやすい状態も、膝の内側への圧迫と腰部の圧迫(骨盤の緊張)をもたらします。
上の図は左足を正面から見た図です。すね(脛骨)の過度な内旋が膝の内側の痛み(変形性膝関節症、鵞足炎など)や、膝の外側の痛み(膝蓋軟骨骨化症など)の症状をもたらします。
また、個人差はあれど、足元が内側に捻れていれば、すねだけでなく、太もも(大腿骨)も内側に捻れると股関節も中に捻れ、その結果、腰部に強い負担LB strainedがかかります。
つまり腰部と膝に同時期に痛みを併発することも十分あるのです。
下の図は足元からの内旋が膝、股関節、腰の痛みを好発させることを現してますが、日本の女性になぜか多く、海外の方々は不思議に思います。これは私見ですが、内股気味でいることが“かわいく”感じる文化的側面が影響していると感じます。
- 太もも前側の大腿四頭筋含む周辺筋肉の緊張
ふくらはぎから下(下腿)の問題だけでなく、膝から上つまり太もも前部やもも裏の柔軟性低下は腰痛と膝痛を招く恐れがあります。
例えば、太もも前側の筋肉の硬さも腰痛を招く原因となります。なぜならももの前側に位置する大腿四頭筋という筋肉は骨盤からすね(脛骨)に位置する多関節筋Multi-articular muscle、この部分が緊張すると、太ももだけでなく、姿勢(腰部)にも悪影響を及ぼします。下の写真はふとももの表を現してます。オレンジ色で示すように、膝と腰は筋肉でつながっているのです!つまりこの筋肉の硬さは当然、両方に影響を及ぼします。
- 太もも裏側(ハムストリング)含む周辺筋肉の緊張
太もも裏側もまた多関節筋です。つまり骨盤からすねにかけて筋肉が通じて(走行)しており、その部分(太もも裏側)が硬くなると、骨盤に負担がかかり、腰痛を引き起こしますし、膝周辺では鵞足炎などの症状をもたらすのです!
こちらも下の図をご覧下さい。太ももを後ろから見た図です。骨盤からすねにかけて筋肉がつながっています(走行している)。こちらも前段と同じく、膝と腰がつながっており、太もも裏側の筋肉の硬さ(拘縮)は両方にとって痛みを引き起こす原因となるのです。
- 腰痛と膝痛がつらい場合の改善策
このような腰痛と膝痛のつらい場合に対してお家で可能な改善策として次のような手段が考えられます。
- 足元からのバランスを整える
バランス力とは前後左右に身体がぶれないよう、足元からしっかり身体を支える力と言っていいかもしれません。これが無いと土台(足元)からの安定が失われ、膝、腰、股関節へと身体の負担が増大します。そのためのバランス力強化は重要です。一つだけご紹介させて頂きます。この身体の前後運動は有効な運動療法です。
膝、腰を曲げずに身体を前後に倒して下さい。後ろ側はそれほど出来なくても問題ありません。10回ほど行って下さい。
- 足元からの筋力をしっかり構築する
膝から上だけでなく、足元からの筋力(ふくらはぎ含む)向上も重要なテーマとなります。この場合、ふくらはぎの筋力強化を第一に考え、土台の安定を更に進めます。お家で出来る簡単なふくらはぎ強化運動をご紹介します!
ⅰ.カーフレイズ
踵を床から引き上げ、おろす。この動作を繰り返します。10回から20回を目安に行って下さい。慣れてきたら、床に踵をつけずに行うとより難しくなります。
- 太もも前部の柔軟性を高める
太もも前部をゆるめるストレッチを一つ紹介します。やり方が簡単でもじんわり、20秒をしっかり守って行って下さい!
床に横になり、足先を摑んで後ろに引いていきます。
- 太もも後ろの柔軟性を高める
太もも裏側のストレッチを一つ紹介致します。床に座り、太もも裏を伸ばしたい足は、膝を伸ばす。反対の足は膝を曲げておく。背筋を伸ばしながら上半身を伸ばした足に少しづつ近づけてください。背筋が伸びていれば、上半身を多少前に向け倒すだけで太もも裏側のストレッチを感じます。
- 腰部周辺の筋力のゆるめ(ストレッチ)
前段で既に申し上げた他の改善策と並行して行ってほしい、腰部周辺のストレッチを一つ紹介致します。
まず四つん這いになり、その後お尻を後ろに引いていきます。その時、両腕は最初の位置からなるべく動かさずに肘を伸ばし胸を拡げていくと上半身の前側のストレッチにもなります。
- 腰痛と膝痛がつらい場合に関して当院で出来ること!
前段でご紹介させて頂いた運動療法、ストレッチは、最終的にお客様ご本人に行って頂きたい手段ですが、その前の段階が非常に重要で、その為のプロセスを担うのが私の役目です!お客様ご本人の動きのチェックから始まり、腰痛、膝痛を好発させているポイントを的確に判断し、ご本人様にあった処方を行っていきます。
足・腰・膝の痛み改善専門の整体院です!
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