新潟県長岡市の整体 長岡ヘルスケアプラクティス代表の近藤です。
みなさま、こんにちは。今回は変形性股関節症について説明したいと思います。
1.症状
股関節を構成する大腿骨骨頭と臼蓋がありますが、それぞれ表面を覆っている軟骨がすり減り、痛みを発生させます。また可動域の制限もみられ、以下のような動作がしづらくなります。
- 歩行
- しゃがむ
- 立つ
- 股関節を曲げる
- 走る
2.原因
この変形性股関節症には大別して2種類あります。
- 一次性変形股関節症
理由が分からないまま、股関節のすり減りが起こり、結果、股関節の痛みを発症させます。ちなみに、欧米ではこの一次性が多くを占めるといわれています。
- 二次性変形股関節症
生まれつきの股関節脱臼(先天的股関節脱臼)、臼蓋の形成不全(臼蓋形成不全)による変形を指します。実は日本人はこの二次性の場合が非常に多いのです。
3.場所
上の図をご覧ください。右足を前から見た図です。赤い線で記しているのが股関節の骨頭です。Ball またはFemoral headと呼ばれます。そして、そこを覆っているのが臼蓋でSocketまたはAcetabulumと呼ばれる箇所です。つまり股関節はボールとソケットの関係で体重を支え、動作を行っているわけですが、この表面の2−4ミリといわれる軟骨が減少し、股関節の痛みを好発させます。
4.改善策
変形性股関節症の場合、次のような改善策が考えられます。
- ご自身の身体の動きを知る
これまでの習慣や運動に置けるくせで問題点は無いか、探る必要があります。最初はこちらに注視し、今後の対応を更に進化させます。
- 運動(可動域改善)療法
痛みが発生し、関節可動域が制限され続けていると、一定の箇所にストレスが生じ、さらに痛みの度合いを高める恐れがあります。それを防ぐ為に、関節可動域の改善をはかり、股関節の痛みを一定の箇所から起こるストレスの軽減により、防ぐことが可能です。
- 手術療法
もちろん、歩くのもままならない、もしくは生活レベルで下半身の動作そのものの維持が難しい方は、手術を行う必要があるかもしれません。手術療法にも
ⅰ)関節温存手術:骨盤側と大腿骨側
ⅱ)人工股関節手術:バイポーラ人工関節等
があります。
(注)手術療法に関して
http://www.npo-nozomikai.jp/info-henkeisei.html
より抜粋。
- 体重のコントロール
股関節は球関節の形状により体重を支えているわけですが、体重の増加は当然、その股関節にストレスをかけます。継続的な体重の増加防止は念頭に入れておくべき項目でしょう。
5.当院で出来ること!
当院では前段4での改善策の手術療法以外を行っております。
- 歩行チェック
前段でも申し上げた、これまでの動作や生活環境を含めた動きのチェックと歩行チェックはきわめて重要です。患者様の問題点はどこにあるのか?まずはそれを探ることになります。
- 関節可動域の確認と改善
股関節の可動域を徐々に改善していき、一定の箇所に起こっているストレスを軽減させることは非常に大切なコンセプトとなります。基本的な股関節可動域改善の方法を一つご紹介させていただきます。
ⅰ)膝を曲げ座っていただきます(45度くらい)。両膝を左右に倒します。右側に両膝を倒したら、次は左側と、交互に両膝を床に向けて倒してください。これを10−20回行ってください。痛みがある場合は行わなくても構いません。
- 靴、インソールの正しい着用のカウンセリング
足のバイオメカニクスに基づいた靴、インソールの着用もまた大いに股関節の痛みの軽減に向け着目すべき項目です。踵骨(かかと)を安定させ、前足部にストレスを加えない状態が足元から安定性を高め、結果股関節への負担を減らします。
参考ではありますが、
上図のように、股関節の痛みの原因が、実は足の過回内からくる連鎖反応という場合も多く指摘されます。人間の身体は全てつながっていますから、足元が不安定な方は当然、上に行くに従って更に不安定化するのです。股関節の痛みもその一つになります。それを改善する為の運動療法と、正しいインソール、靴の着用をしっかりご指導させていただきます。
変形性股関節症は正しい知識と、その痛みの本質をしっかり知ることが大切です。何かありましたらいつでも当院にご連絡ください!
足・腰・膝の痛み改善専門の整体院です!
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